ブックタイトル2x6とレンガ外壁の家
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2x6とレンガ外壁の家
東日本大震災で耐震性の高さが実証された2×4工法のさらに上を行く、セルコホームの2×6工法。Sさんのマイホームは、宮城県亘理郡、阿武隈川の河口に建っている。震災当時、家族5人は小学校に避難して助かったものの、家の1階は家具や瓦礫、泥で埋まり、2階は床まで浸水した。隣に建っていたご両親の家は、土台だけを残して跡形もなく流れ去ってしまった。それでも「いつか絶対にこの地で家を復活させたい。」その「いつか」に向かって、ともに歩み続け、8月に無事リフォームを完成しました。津波最前線だった場所に我が家が復活することで、周囲のみんなも元気になって欲しいと願っています。家が完成するまでに多くの知り合いが、『本当に建てられたらいいね』『楽しみに待ってるね』と応援してくれました。この家に続いてくれる家が1軒でもあれば、とってもうれしいです!とSさん。『続いてくれる家』の第一号、それは奇しくも隣で流された両親の家になった。「津波でも流されなかったセルコの家なら安心」という気持ちが決め手となり、来年にはセルコホームの新居が完成する。現在仮設住宅で暮らすご両親は、可愛いお孫さんたちと再び近くで暮らせるのを心待ちにしている。(2012年10月 取材)2×4住宅の優れた耐震性は、過去の震災においても実証されてきました。社団法人日本ツーバイフォー建築協会による「2×4住宅の震災被害程度調査」の結果を見ると、今回の東日本大震災による被害は、全倒壊7棟、半倒壊69棟となっています。しかしその内訳は、全倒壊7棟中、地盤崩壊による全壊が6棟、類焼等による全壊が1棟。半倒壊69棟中、地盤崩壊による半壊が33棟、液状化による半壊が34棟となっており、いずれも地盤変状に伴う被害であったことがわかります。強震変形による全壊・半壊は0。つまり、今回の大震災においても、2×4住宅の耐震性の高さが証明されました。セルコホームでは、そんな2×4工法のさらに上を行く2×6工法が採用されています。東日本大震災でも強さを証明、強震変形による全・半壊はゼロ。宮城県亘理町にある瓦礫の中に残ったSさんの家津波の最前線にあった我が家が復活することで、周囲の人たちも元気になってくれれば嬉しいです。